Web Photo Gallery Special exhibition "i-kaze"
涸沢が燃えている。都会の雑踏を抜け感動の山旅へあなたを誘います。Now Loading
新世紀の2001年13年ぶりに見せた涸沢の紅葉、登山者のみに与えられる最高の園地。(写真15枚)
山岳温泉、感動の山旅

Welcome to Ainokaze

あこがれの 北アルプス

日本百名山を登る

上高地〜涸沢

「ナナカマドやダケカンバに

華麗に彩られる錦秋の涸沢カール。

山の世界で、紅葉の美しい場所

といえば、

涸沢。

一年に一度、わずか五日ばかりの間

に木々の炎が燃え上がる。

「一生に一度は見る価値がある」

と訪れた誰もが言う。

平湯でバスに乗り

上高地に入ったのは正午過ぎ

河童橋周辺は、都会の雑踏から

逃れた人人であれている。

ここからの穂高連峰の眺めは、

さすが上高地を代表する景観だけ

あって何度見ても素晴らしい。

これから目指す涸沢は、

奥穂高岳の東にあたる

今年はすでに9月に

2度の雪を迎えている。

11月に入れば雪で覆われ交通も

遮断、静寂な冬の世界になる。

数年前にマウンテンバイクで

シェパード犬を伴い釜トンネルを

歩いてやって来た時に環境庁の役人と

押し問答をした沢で休憩を取る。

人命救助目的として訓練を

受けた警察犬と、特権でディーゼルの

四駆に乗り、白い排気ガスと

砂ホコリを上げてやって来て

環境問題の押し問答をしたのが

今ではなつかしい想い出である。

今では、ほとんどすべての

山岳地帯では、

ペット同伴の入山が禁止されている

しばらく行くと奥上高地の明神池に

到着する。渡りをしないマガモに昼食

のおにぎりの残りを手から直接与える

梓川の吊り橋を渡って対岸へ出て

少し行くと白沢出合だ。

右に徳本峠へ続く道が伸びている。

前穂高岳が見えるようになると

徳沢に着く。

横尾まで続くこの道は大きな

アップダウンがない歩きやすい道だ

ほぼ1時間おきに山小屋があり

ぺースをつかみやすい。

左に新村橋の吊り橋を見送ると

2年前の同じ日に登った常念岳が

ドンドン近づいて蝶ヶ岳へ続く稜線

に消える所が今夜の宿、横尾山荘だ

梓川沿いの山小屋で風呂がある。

8畳間に24人詰め込みされるが

無理はいえない。

眠れぬままむかえた午前3時半、

行列で早々に朝食を取り山荘を出発

真っ暗な夜空に満天の星が輝いている

梓川にかかる横尾大橋の吊り橋は

霜が降りていて滑りやすい。

いよいよここから

道幅も狭くなり、本格的な山道になる。

針葉樹林帯の1本道をゆるやかに

懐中電灯の明かりを頼りに登っていく。

屏風岩の大岸壁の上に月が出ている。

いったん河原に出たところで

日の出を迎える。朝日に輝く屏風岩の

岩壁がまぶしい。目を凝らせば

黄色と青のテントが二張り

岩肌に張り付いているのが見える。

これから挑戦するのか。

ブナ林の一角に差し掛かった所で

突然、横尾谷に響き渡る

大工さんのノミの音

ドンドンドン

数年前に奥飛騨で聞いて以来の

アカゲラの歓迎をうける。

一度きりでその後は聞こえなかった。

さらに樹林帯を行くと

北穂高岳が朝日を受けて姿を現す

月が真上に出ている。

やがて本谷橋の吊り橋に出る

河原では多くの登山者の中に入り

休憩を取る。横尾から涸沢までの

半分の行程だ。

ジグザグの急登が終り涸沢の谷に

入れば、突然視界が開け、目の前の

紅葉に息をのんだ。真っ赤な

ナナカマドと黄色のダケカンバ

の中に極彩色の油絵で彩られたように

前穂、奥穂、涸沢岳、北穂高岳が姿を

現す。

こんな紅葉は生まれて初めて見る。

”涸沢が燃えている”

今夜の宿の涸沢ヒュッテまでの

石段が長く感じられる。

時計は10時を指している。

周りを三千メートルの峰々に囲まれた

涸沢カールはまさに別天地だ。

正面の主峰、奥穂、右に涸沢岳

鋭い三角形に尖がる涸沢槍

北穂、前穂、その中に青や赤の

テントが二百張りはあるだろうか

ヒュッテのベランダでは登山者が

おもいおもいにくつろいでいる

名物おでんとビール、そして

360度に展開する紅葉をつまみに

贅沢な午後の一時を過ごす。

おでんのジャガイモがうまい。

深夜、星の撮影がしたくて

外に出るが残念ながら見えない。

朝、東の方角の上空は

雲で覆われている

朝焼けのモルゲンロートに染まる

涸沢をカメラにおさめるのは

無理なことなのか、

あきらめていたその瞬間

蝶ヶ岳方向から、まさに日の出の

その時間雲が切れ、雲間から涸沢岳を

目指し斜光が射す

震える指でシャッターを押す。

わずか数十秒間のショーである。

3000メートルの頂稜を支える

壮大な涸沢カール、

一瞬、涸沢が燃えた。

・・・・・。

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涸沢が燃えている。日本百名山登山記録、深田久弥の世界。感動の山旅
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